成績の悩みと解決法

よく見られるケースは、ただ与えられるままに漫然と勉強しているケースや、分厚い参考書を最初から丁寧に読んで覚えようとしているケースです。結論から言うと、こうした勉強法は無駄も多く、何よりもゴールに向かって進んでいるのかわからず、いつまでも自信につながらないのが問題です。とにかく、常に志望校に合格するためのゴールを見つめている必要があります。

「しっかり勉強しているつもりだが、模擬試験の結果が好ましくない。本当に今の勉強を続けていて、合格するのか心配」という人はたくさんいらっしゃると思います。もちろん実際に実力がついていないケースもあると思いますが、どんな試験もある程度傾向があることは確かです。共通テストも同じですが、実力をある程度正確に評価する責任がある以上、奇をてらった問題は出題せず、いわゆる本格的な問題を出題します。そうした問題をしっかり解けるようにしておけば、成績が向上します。

大手予備校では、ベテラン講師が質の良いクラス授業を実施しています。確かに学校で習うよりはわかりやすいので、理解できる学生にとっては役立つことも多いと思います。でも実際はすべてわかる人はまれで、ほとんどの人は未消化なまま次の授業に進んでいくケースが多いと思います。質問に答えてくれる先生はいても、しっかりと自分が理解するまで親身には付き合ってはくれません。

　クラス講義では限界があるため、個別指導塾に通う方も多いと思います。自分のわからないことを指導してくれる所は良いのですが、どこの塾も同じで先生の確保に課題があります。本当に良い先生に当たればまだ良いのですが、そうでないことも多いと思います。一般的に学生アルバイトが多く、最後まで付き合ってくれないことも多々あるようです。